楽天モバイルでは、eSIMとnanoSIM(物理sim)両方を提供しています。また、切替や再発行に必要な手数料は、常時無料になっています。
楽天モバイルのeSIMは変更も手軽で便利なこともあり、逆にeSIMかnanoSIMかで迷ってしまいます。さらに自社ブランドのeSIM専用機もあるので、スマホ選びにも影響しそうです。
今回は、eSIMについて詳しく知り、eSIM/nanoSIMのどちらを選ぶのか、あるいは両方を使う場合の事について説明します。
楽天モバイルのeSIMのメリット・デメリット
楽天モバイルで提供されるeSIMについてのメリット・デメリット(長所・短所)を見ていきます。
楽天モバイルだからと限定されないeSIM共通の事柄も含んでいますが、基本楽天モバイルだから良い点・悪い点です。
楽天モバイルのeSIMのメリット
- eSIM発行手数料無料
- 再発行はすぐにアプリから
- 楽天モバイルならeSIM端末が豊富
- デュアルsim運用がしやすい
- オンラインだけで手続き可能
- 海外やプリペイドSIMも簡単に買える
- iPhoneでデュアルSIM

楽天モバイルは、eSIMだけではなくSIM関連全体の手数料が無料です。eSIMからnanoSIM、eSIMからeSIMへの交換等も無料で簡単に変える事ができます。実際経験しましたが、eSIM再発行はオンラインで数分です。
また、楽天モバイルで販売するスマホは、Rakuten オリジナルがeSIM専用機でもあり、取り扱うeSIM対応スマホは、iPhoneも含め非常に多く次のモデルが対応です。
端末名 | 一括価格 | SIM | 4G/5G |
---|---|---|---|
iPhone 13 Pro Max | 134,800円〜 | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 13 Pro | 122,800円〜 | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 13 | 96,470円〜 | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 13 mini | 78,400円〜 | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 Pro Max | 122,800円〜 | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 Pro | 112,800円〜 | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 | 77,440円〜 | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 mini | 69,800円〜 | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone SE | 44,800円〜 | eSIM/nanoSIM | 4G |
Rakuten BIG S | 50,980円 | eSIM | 5G |
Rakuten BIG | 49,800円 | eSIM | 5G |
Rakuten Hand | 12,980円 | eSIM | 4G |
Xperia 10 III Lite | 46,800円 | eSIM/nanoSIM | 5G |
OPPO Reno5 A | 42,980円 | eSIM/nanoSIM x 2 | 5G |
OPPO A55s 5G | 32,800円 | eSIM/nanoSIM | 5G |
OPPO A73 | 15,001円 | eSIM/nanoSIM | 4G |
AQUOS zero6 | 69,800円 | eSIM/nanoSIM | 5G |
AQOUS sense6 | 39,800円 | eSIM/nanoSIM | 5G |
AQUOS wish | 29,800円 | eSIM/nanoSIM | 5G |
AQUOS sense4 lite | 25,001円 | eSIM/nanoSIM | 4G |
表の通りeSIM対応スマホの多くは、nanoSIMにも対応しているので、iPhoneをはじめとする多くの機種で2回線を1台(デュアルSIM)で運用が可能です。
eSIM対応の通信会社も増えているので、デュアルSIMでも楽天モバイルをeSIM・nanoSIMにどちらでも選択できます。
更に、eSIMはオンライン(アプリ)で申し込みを完結する事も可能です。(未検証ですが)楽天モバイルのeSIMは海外からでも、my 楽天モバイルを通して再発行が可能な様です(自己責任で)。
あるいは、楽天モバイル以外の海外の通信会社との契約を日本に居ながらする事もできるのは、eSIMだからこそです。
楽天モバイルのeSIMのデメリット
- 機種変更が面倒
- 設定時にWi-Fiが必要
- 対応の他社が限られる
- SIMフリー端末は少ない
eSIMの最大のデメリットは、機種変更時になります。nanoSIMなら、古いスマホからSIMを抜いて、新しいスマホに挿すだけです。ピンを持っていたらどこでも、スマホの交換は可能です。
しかし、eSIMは通信会社から情報をダウンロード・インストールし開通作業が必要です。楽天モバイルなら5分程度必要で、設定にはWi-Fi通信環境が要ります。
他にも、スマホメーカーも通信会社も、まだまだeSIM対応が少ない点です。楽天モバイルは積極的にeSIM活用を後押ししており、オリジナルスマホを出すなどもしていますが、一方格安SIM/MVNOを含め、かなり限定的です。
- eSIM対応の通信会社:4キャリア(サブブランド含む)・UQモバイル・ワイモバイル・IIJmio
- SIMフリーのeSIM対応端末:Apple iPhone(XR/XS以降)・Google Pixel(4以降)・OPPO A73など
楽天モバイルどっちを選ぶ、eSIM?nanoSIM?
楽天モバイルと他社との違いで注意したいのが、eSIM専用機(主にRakutenオリジナル)が販売されている点で、新たな選択肢が生まれます。
そのため、eSIMかnanoSIMを選ぶとは、2つの意味があると思います。1つはeSIM専用のスマホにするのかnanoSIM専用にするのかです。
そして、もう1つは、iPhoneに代表されるeSIMとnanoSIMのデュアルsimスマホを選んだ際に、どちらのSIMを注文するかの選択もあります。
eSIM・nanoSIM専用モデル、どっちが良いのか?
楽天モバイルの製品で、Rakutenオリジナルと言われるスマホが4機種あります。Rakuten Mini(販売終了)、Rakuten Hand、Rakunte BIG S、Rakuten BIGとあり、後の2モデルは5Gにも対応しています。
これらのモデルもすべてSIMフリー機で後々別の通信会社でも使えますが、楽天モバイルで使う場合に、特にeSIM専用機だからと、(nanoSIM専用モデルと比べて)良し悪しはありません。
更に、手続き的にもeSIMも本体同時購入の場合、製品を受け取って設定が必要なため、eSIMだからと早いこともなく、設定が楽でもありません。
そのため、スマホを選ぶ際にSIMの形状(eSIMかnanoSIMか)は全く気にせず、スマホの性能や価格面で考えましょう。
- SIM再発行:eSIMはすぐ。nanoSIMは郵送の時間がかかる
- スマホ交換:nanoSIMは一瞬の手作業、eSIMはSIM再発行と同じ
デュアルsimで選ぶのは、eSIMかnanoSIMか?
次に、両方eSIM・nanoSIMに対応したデュアルSIMスマホ端末は、下記の通り楽天モバイルでは多数取り揃えています。(表中は、nanoSIMx2も記載)
端末名 | 一括価格 | 最大ポイント 還元額 | SIM | 4G/5G |
---|---|---|---|---|
iPhone 13 Pro Max | 134,800円〜 | 35,000P | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 13 Pro | 122,800円〜 | 35,000P | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 13 | 96,470円〜 | 35,000P | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 13 mini | 78,400円〜 | 35,000P | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 Pro Max | 122,800円〜 | 34,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 Pro | 112,800円〜 | 34,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 | 77,440円〜 | 34,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 mini | 69,800円〜 | 34,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone SE | 22,001円〜 | 25,000P | eSIM/nanoSIM | 4G |
Rakuten Hand 5G | 39,800円 | 20,000P | eSIM x 2 | 5G |
Xperia 10 III Lite | 46,800円 | 25,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
OPPO Reno5 A | 39,980円 | 25,000P | eSIM/nanoSIM x 2 | 5G |
OPPO A55s 5G | 32,800円 | 20,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
OPPO A73 | 15,001円 | 15,000P | eSIM/nanoSIM | 4G |
OPPO Reno3 A | 26,980円 | 25,000P | nanoSIM x 2 | 4G |
AQUOS zero6 | 69,800円 | 20,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
AQUOS sense6 | 39,800円 | 20,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
AQUOS wish | 29,800円 | 20,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
AQUOS sense4 lite | 25,001円 | 25,000P | eSIM/nanoSIM | 4G |
AQUOS sense4 plus | 43,800円 | 20,000P | nanoSIM x 2 | 4G |
これらのモデルを選んだ際は、eSIMかnanoSIMかの選択が可能になります。
eSIMかnanoSIMかを選ぶ際は、eSIMのメリットとデメリットを考えて選ぶことになります。ただ、1回線しか使う予定がない場合なら、どちらとも・・・

僕の場合は、iPhone 12 miniで
eSIMを使っているよ
例えば、私の場合は、Rakuten Mini(eSIM専用モデル)からの機種変更であり、1回線でしばらく使う予定なので、再発行が楽なeSIMを使い続けています。
もし2回線目も使う・デュアルsimとして使う場合、eSIMにしておいた方が良い人と、nanoSIMが良い人が居るのも事実です。
デュアル回線や2回線を考えるなら、楽天はeSIMかnanoSIMか!?
nanoSIMの最大のメリットは、何時でも何処でもすぐにSIMカードを抜いて別のsimを挿す、あるいは別のスマホへ挿す事ができます。

スマホをよく変えるなら
nanoSIM
とは言っても、スマホのテストや検証を行っている人でもない限り、毎日SIMカードの差し替えはありません。例えば、海外を頻繁に行き来する人で、現地のSIMも持っていて、nanoSIMをスマホ1台で使うなら入れ替えが楽です。
ただ、その様な場合を考えると、逆に海外でも使える楽天モバイルはeSIMにしておく方が良いです。nanoSIMが空いている状態だと、いつでもデュアルSIMが開始できます。
スマホの機種変更を頻繁にしない人であれば、基本的にはeSIMへ楽天モバイルで使う方が、後々の柔軟性は高いです。
しかし、例えば、楽天モバイルとIIJmioのデュアルSIMで最強の組み合わせをする場合、IIJmioがSIM形状でプランの料金が変わる事もあり、楽天モバイル側を合わせるためにnanoSIMを選択する必要があります。
IIJmioは特殊な例になるので、それ以外ならいつでも手軽に差し替える事ができるnanoSIMを空けていると、海外での現地SIM利用や国内でのプリペイドSIMなどと、追加SIMの利用に便利です。
セキュリティ的には、eSIMかnanoSIMか?
eSIMは技術的にコピーされる可能性があり危ないとキャリアが言っていますが、個人レベルのセキュリティは別の話です。
特に気にしたいのが、スマホを落としたり盗まれた場合の事を考えると、eSIMの方が優れていると感じます。
1つ目の理由として(経験上ですが)、楽天モバイルのeSIM再発行は元のスマホが不要ですから、すぐに新しいスマホ単独で開通も可能です。
2つ目は、スマホをロックしていても、nanoSIMにPIN設定がなければ、スマホから抜いて別のスマホに挿せば回線利用が可能ですが、eSIMはスマホがロックされているとSIMを抜く事もできません。
本当はnanoSIMへはPINでロックするべきで、また落としたり盗まれたと思ったら、すぐに(通信会社へ連絡し)停止するのが一番です。
楽天モバイル
紛失盗難などの利用停止・再開のお問い合わせ(SIMカードの再発行を含む)
電話番号:0800-600-0500
受付時間:24時間(年中無休)
■海外からのお問い合わせ
電話番号:050-5434-4633
まとめ:楽天モバイル、eSIM・nanoSIMどっち?
楽天モバイルはサブ・副回線として使う人も多く、スマホを複数台持っていてSIMをよく差し替える人はnanoSIMが良いです。
通常のメインとして使っているのなら、SIMの形状でスマホを選ぶ必要はない。ただし、デュアルSIMスマホ(iPhoneなど)と一緒に使うなら、基本は楽天モバイルはeSIMにしておくと便利です。
ただ、楽天モバイルがSIM手数料を無料にしたので、eSIMかnanoSIMかは重要ではないですけど・・・・
♪楽天モバイルなら、月々0円運用もできる♪
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