楽天モバイル UN-LIMIT VIでは、2021年4月27日から、キャリア設定を更新し、iPhone 11・11 Proに公式対応しています。
このページでは、iPhone11・11 Proを、楽天モバイルに乗り換えて使うための設定手順や注意点をまとめ解説します。
楽天モバイルが公式にiPhone正式対応を発表しているので、「裏技」とか「難しい設定」も必要ありません。
楽天モバイルはiPhone 11 Pro・11に正式対応中

楽天モバイルUN-LIMIT VIは、上記の通りiPhone 11シリーズ(iPhone 11 Pro Max・iPhone 11 Pro・iPhone 11)へ公式に対応しています。
正式対応するiOSバージョンとキャリア設定バージョン
2021年4月27日(火)よりiOS14.4以降を搭載し、キャリア設定アップデートを実施したすべてのiPhoneで、楽天モバイル 楽天回線をご利用いただけるようになりました。
Rakuten Mobile
楽天モバイルでiPhone 11・11 Proを利用する際には、iOSとキャリア設定のバージョンが、最新で指定以降になっている必要があります。
- iOS14.5/14.6/14.7:キャリア設定 46.1
- iOS14.4/14.4.1/14.4.2:キャリア設定 45.1
※キャリア設定のバージョンは、iOSアップデートされると変わる事があります。上記は最低条件です。
iOS14.4以降を搭載(アップデート)できるiPhoneは、iPhone 6S以降のモデルです。1つ前のモデル、iPhone 6はiOS 12までのため、楽天モバイルでは対応していません。
iPhone 11・11Proで、対応するサービス一覧
サービス名 | 対応可否 |
---|---|
4G回線 | ○ |
5G回線 | × |
データ通信 | ○ |
音声通話 | ○ |
テザリング | ○ |
SMS | ○ |
ETWS(緊急地震速報、津波警報など) | ○ |
APN自動設定(国内) | ○ |
APN自動設定(海外) | ○ |
110/119通話などでの高精度な位置情報測位 | ○ |
回線の自動切り替え | × |
多くのサービスは、iPhone 11・11Proシリーズで利用が可能です。5G通信はiPhone 11・11Pro本体が未対応なため利用できません。
なお、基本的なデータ通信・通話・SMSは利用可能で、緊急地震速報も受信可能です。テザリングは楽天モバイルでは一切制限もなく無料で使えます。詳しくは、楽天モバイルで自宅Wi-Fiとテザリングを参考に。
楽天モバイルとパートナー回線の自動切り替えについては、iPhone 11は未対応です。次の方法を使い、手動で切り替えが可能です。
- 機内モードのON/OFF
- 本体の再起動
iPhone 11・11 Proにて、現在接続中の回線エリアの確認方法

楽天回線とパートナー回線のどちらに接続しているかを確認したい
→ 接続されている回線エリアは、「my 楽天モバイルアプリ」もしくは「Web版my 楽天モバイル」で確認が可能です。
情報元:
楽天モバイル お客様サポート
2021年8月27日に、my 楽天モバイルがアップデートされ、iPhone版やweb版でもAndroid版my 楽天モバイル同様に、現在接続中の回線が確認できます。

また、Web版でも接続中回線確認が可能になったので、バソコンからや他の端末からも確認が可能になっています。
これにて、iPhone 11・11 Pro利用中にも時々回線を確認し、もしパートナー回線なら手動接続切替すれば、パートナー回線(5GB)利用も極力減らせますね。
(非公式)接続バンドでの確認方法
iPhoneの電話アプリにて「*3001#12345#*」をダイヤルし、Field Testを開き確認も可能です。(確認する際は、Wi-Fiをオフにし暫く待ってから行います。)

- band 3:楽天モバイルエリア
- band 18等:パートナーエリア
eSIM対応、デュアルSIM利用可能
iPhone 11・11Proは、eSIMとnanoSIM両方に対応した、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)と言われるモデルで、楽天モバイルではeSIM・nanoSIMいずれのSIMタイプでも利用が可能です。

また、楽天モバイルでは、eSIM・nanoSIM共に発行手数料無料・交換手数料も無料になっています。eSIM再発行は数分で可能ですが、eSIMからnanoSIMへの変更には(郵送になり)時間がかかります。
他社のSIMとのデュアルSIM(2回線同時)利用や、海外で現地SIMなどプリペイドSIM利用を考えているなら、楽天モバイルをeSIMにしておくと、nanoSIMトレーはいつも空いており他のSIMを利用し易いです。
APN自動設定に対応(手動設定・プロファイル不要)
[iPhone] APN設定を手動でする必要があるか知りたい
→ キャリア設定を行っていただければAPN設定を手動で行う必要はございません。
Rakuten Mobile
楽天モバイルでiPhone 11・11Proを利用する際には、格安SIMでよくある設定プロファイルのダウンロード・インストールや、手動で各種数値を入力する必要はありません。
ただし、次の事に注意です。
- iOSバージョンは、14.4以降か?
- SIMロックは解除されているか?
- 「キャリア設定のアップデート」が完了しているか?
- APN設定プロファイル削除されているか?
iOSバージョンは14.4以降にしている事が必須です。先に記載の通りキャリア設定のバージョンも最新利用が必要です。
また、SIMロックがかかったiPhone 11・11Proを、楽天モバイルでは利用できませんので、楽天モバイルへの乗り換えの際は確実に、前キャリアでSIMロック解除をしておきましょう。
APN設定プロファイルの消去は、キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)利用では不要ですが、以前が格安SIMの場合確実に消去が必要です。残っていると、楽天モバイルでデータ通信できません。
詳しくは、下記か楽天モバイルでiPhone利用で知っておく事一般編で説明します。
持ち込みスマホあんしん保証にも対応
楽天モバイルへMNP乗り換え等で持ち込んだスマートフォンの破損、全損、水没時に、新品同等の同一機種を交換品する保証サービスです。iPhone 11・11 Pro・11 Pro Maxにも対応しています。
モデル名 | 月額利用料 | 自己負担金(免責金額) |
---|---|---|
iPhone 11 | 979円 | 12,100円 |
iPhone 11 Pro | 1,309円 | 12,100円 |
iPhone 11 Pro Max | 1,309円 | 12,100円 |
加入は、楽天モバイル回線開通日から30日以内に、オンラインで加入手続きをする必要があります。保証に入りたい人は、MNP転入後忘れずに!
楽天モバイルでiPhone 11・11Proを利用する手順
iPhone 11・11Proを楽天モバイルへ利用する際の設定手順を記載します。順番を前後する場合もありますが、全て必要な手順です。
なお、事前の確認・準備だけは、契約前に一番最初に行います。
1. 事前の確認・準備

事前の準備と確認で最も重要なのは、iPhone 11・11ProがSIMロックされていないのか確認と、もしロックされているなら、購入元(ドコモ・au・ソフトバンク等)でSIMロック解除が必要です。
確認は、iPhoneの標準アプリ「設定」→「一般」→「情報」と移動し、画面を下にスクロールすると、「SIMロック」の項目で「SIMロックなし」となっていれば、ロック解除済みかSIMフリー機の意味です。
もし「SIMロックあり」と表示の場合、購入元で解除してください。
大手キャリアSIMロック解除関連情報ページへのリンク
Apple Storeや他の格安SIMで販売されるSIMフリーモデルは、そのまま楽天モバイルで利用が可能です。
2. iOSをアップデート
iPhone 11・11Proは、最新のiOSアップデートへ対応しています。楽天モバイルのiPhone利用には14.4以降が必要ですが、アップデートする事で利用可能です。
2021年7月現在なら、iOS14.6へまでアップデート可能ですので、最新に更新をしましょう。
アプリ「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認します。下記の通り「iOSは最新です」と表示であれば完璧です。

3. 楽天モバイルのSIM設定
楽天モバイルのnanoSIMなら、そのままiPhone 11・11ProのSIMトレーに差し込みましょう。eSIM利用の場合は、先にmy楽天モバイルで、SIM再発行を申請します。

別スマホで申請していた場合、QRコードで読み取り利用もできますが、my 楽天モバイルアプリ内で開通手続きも可能です。

再発行申請から開通まで数分で可能です。なお、再発行申請した時点で前のスマホはSIM無しになります。
4. キャリア設定アップデート
キャリア設定のアップデートを行います。私の場合、eSIM設定をし開通手続きが済むと、すぐに下記のように表示が出たのでアップデートを行いました。

もし、上記の表示が出ない場合や、「今はしない」を押した場合は、iOSアプリ「設定」→「一般」→「情報」へ行きます。
キャリア設定のアップデートが必要ならポップアップで上記の「キャリア設定アップデート」が表示されます。

iOSアプリ「設定」→「一般」→「情報」で、下にスクロールすると、上記の通りキャリア設定のバージョン確認も出来ます。
通常は、iOSがアップデートされると、キャリア設定もアップデートされ、ユーザー側でする事はありません。
5. Rakuten Linkのインストール

楽天モバイルを利用するのに必須アプリは2つあり、1つ目が上記の「my楽天モバイル」、もう1つが「Rakuten Link」になります。
楽天モバイルのキャンペーンでは、「Rakuten Link」を用いた発信で10秒以上の通話が、必須の条件ですので、必ず入れて使いましょう。
楽天モバイルでiPhone 11・11Pro使う際の注意点
ここでは、楽天モバイルでiPhone 11・11Proシリーズを使う際に注意する点を紹介します。
自動切り替え不可でパートナーエリア上限に注意
パートナー回線と楽天モバイル回線の切り替えがiPhone 11・11Proでは、自動で行いません。その為注意が必要なのが、パートナー回線で利用している際に、月利用上限5GBに達する事です。
楽天モバイルは、田舎や地方でまだまだ自社回線でカバーしていない地域があるので、パートナー回線で通信を行います。この際に、パートナー回線の電波を掴み、知らずに大きな通信をすると上限に達します。
また、通常楽天モバイルのエリア内でもあっても、ビルの谷間や地下に入り切り替わる可能性があります。
そのため、時々接続中回線を確認し、もしパートナー回線なら手動接続切替し、パートナー回線(5GB)利用を極力減らしましょう。
なお、月々に5GB以上使わない人は、注意する必要はありません。
アプリ・設定でデータ量の利用制限やアラートはない
楽天モバイルには上限設定のオプションはありません。iPhoneの標準アプリ内にも、データ利用量でのアラートや通信停止機能はありません。

楽天モバイルは段階制プランで、使った分で金額が変わります。1GBまでなら無料、3GBなら1,078円となっているのですが、0.99GBや2.99GBなどギリギリまで使うのは残念ながら難しいです。
また、定額制プランと違い一定量で止まることもありません。
iOS版Rakuten Linkの仕様がAndroidと異なる
2021年7月6日から、iOS版のRakuten Linkの仕様変更が行われました。次の2点の変更と、一部サービスの有料化が行われました。
- 電話受話がiOS標準電話アプリを利用
→海外での受話が有料化・Wi-Fiのみ受話不可 - SMSの送受信がiOS標準メッセージアプリを利用
→SMSの送信が全て有料に
上記の通り残念な有料化の話がiPhoeの利用でのみ発生します。
ただし、Rakuten Linkを使い日本国内への無制限電話かけ放題は引き続き利用が可能です。そして、通話に関しては次の利点もあります。
- 通話品質の向上
- 同一Apple ID端末での通話
Rakuten LinkよりiOS標準アプリ利用になり、通話品質は向上しそうです。そしてログインが同じApple ID利用のMac/iPad/Apple Watchでも通話が可能です。
詳細:楽天モバイル iOS版Rakunten Link仕様変更
楽天モバイルへiPhone11・11Proを持って乗り換える
iPhone 11・11Proをすでに持っていて、楽天モバイルにまだ入っていないなら、今ならMNP乗り換えでSIMのみで20,000ポイントプレゼントキャンペーンがあり絶好のチャンスです!!
楽天モバイルへの乗り換え費用や手順についてにて詳しく書いているので参考にどうぞ
iPhone向けは充実のキャンペーン

現在、楽天モバイルでは、初めての回線申し込みの人対象に、だれでも5,000ポイントキャンペーンを実施中です。
更に、他社からMNP転入で15,000ポイント付与もあり、最大20,000ポイントのキャンペーンを実施中です。
自分のiPhone 11・11Proを持ち込んで、新規契約でも20,000ポイント貰えます!!
申し込み・キャンペーン詳細は公式サイトへ
♪楽天モバイルなら、月々0円運用もできる♪
人気記事