楽天モバイルのeSIMについて徹底解説。新規契約・再発行・機種変更のやり方

eSIMの設定風景写真2楽天モバイル

楽天モバイルと通信契約を結ぶと、物理SIM(nanoSIMなど)かeSIMいずれかを選択できます。

最近までは他のキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)ではeSIMは主プランでは提供されていなかったので馴染みが薄いですが、2021年以降はは全キャリア(サブブランド含む)が対応済みです。

そして、2018年以降のiPhoneはeSIM対応しており、これからもスマートフォン・回線共にeSIMに対応が増えると思われます。

今回は、楽天モバイルでiPhoneのeSIMで利用している私が、分かりやすくeSIMについてと楽天モバイルのeSIMについて解説したいと思います。


eSIMとは

eSIMとは、SIMカードのデータ版になります。通常のSIMカードである、nanoSIMやmicroSIMを物理SIMとも呼びますが、データ(プロファイル)をダウンロードし利用するSIMがeSIMです。

 eSIM (Embedded-SIM) は、SIMカードに相当する機能を端末に内蔵し、SIMカードに書き込まれる情報を遠隔でダウンロードすることができる規格である。

wikipedia

また、eSIMを利用するには、eSIMは対応している通信会社(キャリア)と、eSIMに対応しているスマートフォンの2点が必ず必要です。

eSIMに対応している通信会社は?

現在、日本でeSIMのプランを提供しているのは、キャリア全社とそのサブブランド・オンライン専用プラン、および格安SIMの一部になります。

IIJmioについてはデータ専用プランのみの対応で、他社は通話付きプラン向けのeSIMです。

分類eSIM対応ブランド
キャリアNTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル
サブブランド・
オンライン専用プラン
ahamo、povo2.0、LINEMO、
UQモバイル、ワイモバイル
格安SIMIIJmio(データのみ)、LinksMate、BIC SIM

現在のところ、純粋な格安SIMでeSIMに提供は限定的ですが、キャリアが対応済みなので将来的には多くの格安SIMもeSIM対応すると予想されます。

ところで、eSIMの最大のメリットは、物理的なSIMの発送が不要で、オンラインでその場ですべての手続きが完結します。

例えば、楽天モバイルではオンラインで新規申込・SIM交換時にeSIM発行が可能です。新規で回線のみ契約をする場合、オンラインの本人確認eKYCを使えば、即日(1時間程度)にてeSIM発行で開通も可能で、その後すぐに何処に居ても使い始めることができます。

なお、通常利用では、機種変更を除けば物理SIMと違いを感じることはありませんし、本体と同時申し込みなど郵送物がある場合、eSIMが特にメリットと感じることは少ないです。

eSIM対応のスマホ:代表格はiPhoneとRakutenオリジナルスマホ

eSIM対応のスマホはiPhoneとAndroidそれぞれでリリースされています。

iPhoneは2018年以降のXR/XSからeSIM対応

iPhoneはXR/XS(2018)以降から、全てのiPhoneが、nanoSIMとeSIM両方に対応してるデュアルSIMスマホです。DSDS(デュアル シム デュアル スタンバイ)とも呼びます。なお、iPhone 13シリーズからは、デュアルeSIMにも対応です。

iPhone eSIM対応モデル:

  • iPhone 13、13 mimi、13 Pro、13 Pro Max
  • iPhone 12、12 mimi、12 Pro、12 Pro Max
  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone 11、11 Pro、11 Pro Max
  • iPhone XR、XS、XS Max

iPhoneの場合は、いずれか一方nanoSIMかeSIMへ契約回線のSIMを入れるか、あるいは両方を使い2回線同時運用も可能です。

iPhoneはeSIM対応でデュアルSIMになっているので、2018年前のモデルはデュアルSIMではありません。iPadセルラーモデルもeSIM対応ですが(nanoSIMかeSIMいずれかの)1回線分のみしか待ち受けできない仕様です。

Androidスマホも、eSIM対応製品あり

キャリアとして力を入れている楽天モバイルからは、オリジナルスマホ4機種全て(Rankuten Mini(販売終了)、Rakuten Hand、Rakuten BIG、Rakuten BIG S、Rakuten Hand 5G)がeSIM専用モデルとなっています。

その他にも、GoogelのPixelシリーズやOPPOからもeSIMモデルがリリースされています。下記のモデルは全てiPhone同様にeSIMとnanoSIMのデュアルSIM仕様です。

  • AQUOS sense4 lite(楽天モバイルモデル)
  • AQUOS wish・zero6・sense6
  • Xperia 10 III Lite
  • OPPO A73・Reno5 A・A55s 5G
  • Google Pixel 4、4XL
  • Google Pixel 4a、 4a(5G)、 5
  • Google Pixel 5a(5G)
  • Google Pixel 6、6 Pro

楽天モバイルでeSIM発行

一般的なeSIMの現状について説明してきましたが、これからは楽天モバイルのeSIMについて解説します。

楽天モバイルならeSIMの手数料は全部無料

eSIMは、最初の新規発行、次に機種変更等での再発行、更にスマホの盗難紛失等でも発行が必要です。

通常のnanoSIMであれば機種変更のために再発行は不要ですが、eSIMの場合キャリア側へ通信をする必要があるので手数料を取る会社もあります。

しかし安心してください。楽天モバイルは無料です。eSIM再発行もnanoSIMへの交換、nanoSIMからeSIMへも全て手数料無料になっています。

その為、楽天モバイル利用でeSIMかnanoSIMかどっち?を考える必要性は実は、全くありません。変えたい時に、いつでも変えることができるからです。*eSIMまたはnanoSIM専用機利用の場合は間違えない様に!

ただし、eSIMからnanoSIMへの切り替えでは、(nanoSIMの)郵送の時間が必要になります。なお、SIMの再発行は、発行申請時点で旧スマホのeSIMはSIMなしになります。要は別途通信手段が必ず必要です。

楽天モバイルでeSIMでの契約

ここでは、実際に楽天モバイルでeSIMの発行をしたので紹介です。

楽天モバイルでeSIMを利用したい場合は、契約申込時に選択するSIMタイプでeSIMを選びます。間違った場合でも無料で後日変更は可能です。

製品購入で一緒にeSIMを頼むと、設定手順が記載された冊子が一緒に届き、手順に則り設定をしていきます。

nanoSIMでの初期設定と異なる点は2つで、1つ目は自分でピンを使ってSIMを挿入する必要はない事と、Wi-Fi環境が無いと設定できない事です。

設定用冊子:eKYCでお申し込みいただいた方の楽天回線(eSIM)開通方法

楽天モバイルでeSIM再発行と機種変更手順

機種変更としてRakuten Mini(eSIM機)からiPhone(eSIM/nanoSIMデュアルSIM機)へ引越しをしました。今回はeSIMの再発行をしました。

下記は、Wi-Fi接続で、iPhoneにmy楽天モバイル(アプリ)をインストールして開いています。この時点ではRakuten MiniのeSIMが有効です。*以後の手続きは全てiPhone上です

アプリ「my楽天モバイル」から、「契約プラン」→「各種手続き」→「SIM交換」で次の画面になるので、再度ダウンロードを選択します。

下記の「確定する」ボタンを押すと、Rakuten Mini(前のスマホ側)も”SIMなし”へ、iPhone(新しいスマホ側)も”SIMなし”の状態です。要は再発行中には、楽天モバイル回線以外の別の通信手段(Wi-Fiなど)が必ず必要です。

受付が完了すると、すぐに開通手続きができます。この手続きがeSIMのプロファイルのダウンロードとインストールも含まれます。ここからは新規契約時と同じです。

「開通手続きへ進む」をタップすると自動で設定を行います。

開通し完了すると、「お申し込み回線」以下が変わり、下記の通りです。
この間、数秒〜数分の出来事です。

nanoSIMで機種変更する場合は、自分でピンを刺してトレーを開いてとしますが、eSIMの場合は画面上だけで作業が完了します。

最大の難点は、Wi-Fiなどの別途通信手段が必要です。そのため、Wi-Fi環境がない場合、自宅で設定できない場合もあるので注意です。

まとめ:楽天モバイルでeSIM発行

楽天モバイルのeSIM再発行手順とeSIMについて説明しました。非常に簡単ですが、機種変更の時は落とし穴があります。

絶対に通信環境がある状態を忘れないでくださいね。もし忘れると、開通作業ができるまでスマホは圏外扱いです。

楽天モバイルは、無料でeSIM再発行でき、沢山のeSIM対応スマホも利用可能ですから、かなりeSIMとは相性は良いですね。もちろん、今まで通りのnanoSIMも可能ですよ!

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