楽天モバイルは海外で利用が可能で、更に使わない月は無料になるプランUN-LIMIT VI(アンリミット6)を提供しています。これは海外へ長期で行く人たちにとっては画期的なサービスで最適です。
海外に(行ったり来たりで)10年ほど住んでいた私が、今まで多くの人が使ってきたアイデアと楽天モバイルの良さ両方を比較紹介してきます。
海外へ長期に行く際の電話番号の扱いは、現在可能なのは次の4通りですかね。解約してしまう人も多いかと思います。
- 楽天モバイルを海外で使う
- 家族でデータシャアできる格安SIMを使う
- キャリアにて休止措置、キャリアメールアドレスと一緒に保管
- 解約
それでは、それぞれを詳しくみていきます。(解約に関しては解説しません。)
楽天モバイルは、海外長期利用で最高最強の理由4つ
海外へ長期(数年)滞在をする際に、強い味方が楽天モバイルです。なぜ楽天モバイルが海外向きかと言うと、次の4つの理由が上げられます。
楽天モバイル長期海外利用でのメリット・利点
- 使わないければ月々0円
- 66か国で、2GBまでは申込不要でデータローミング可能
- 電話・SMSが国内同様に使える
- eSIM再発行含め手続きは全てオンラインで可能
この4つが使えるから海外向きとして最高です。
先に書くと、NTTドコモのahamoもデータローミングが申し込み不要で20GB/月まで利用できますが、使わなくても毎月2,970円の支払いが発生し、海外での15日利用制限、そして通話は海外で高額なこともありおすすめしません。
楽天モバイルはすべて抑えております!
海外でも使わないければ月々0円

楽天モバイルは、2021年4月1日よりスタートしたUN-LIMIT VI(段階制プラン)にて、月データ利用が1GBまでなら無料となり、より海外(特に長期滞在)向きになりました。
以前なら、海外では高額で利用か全く使わないかの選択肢かありませんでしたが、楽天モバイルなら低予算で少しだけ使うが可能になりました。
海外では、現地のプリペイドや契約する人も多く、日本の電話番号はあまり使いませんが、0円運用ができる楽天モバイルなら番号キープだけにでも有効です。
180日未使用で事前通知後の停止あり
海外の現地SIMをメインに使い続け、楽天モバイルを全く使うのを忘れた場合でも、知らない間に解約や電話番号が無くなる心配はありません。
楽天モバイルでは、長期に利用していない番号に対して次のように規約改定を行っています。
2021年7月1日(木)より、Rakuten UN-LIMIT VIの1回線目において180日間ご利用がなかった場合に、事前に通知した上で当社が利用停止できるよう規約を変更いたします。
これにより、たまたま長い間使い忘れていたとしても安心です。SIMカードを抜いていたり、スマホの電源を切り使わないと、停止の可能性が高いです。もったいないので(使い道もあるので)利用しましょう。
66か国で、2GBまでは申込不要でデータローミング
楽天モバイルは海外利用は2GB/月が月額料金のうちで申し込み不要です。もちろん段階制プランですから、国内同様に1GBまで無料・2GBなら1,078円(3GBまで)の費用が発生します。

データの追加も可能で、データチャージを1GB毎500円からとなっています。その為、短期海外旅行や、あまり通信をしない旅行者にも、とても向いてます。
長期滞在者なら、メインを現地SIM+サブ回線としても楽天モバイルは活かせます。
第3の地域への海外旅行/出張に最適。いろいろ行く
海外に長期滞在すると、さらに別の国へ訪れる事もあります。東南アジアやヨーロッパであれば、国々が隣接し近い事もあり、日本にいるより海外旅行・移動が増えます。日帰り外国訪問もあります。
そんな時に、現地SIMが海外ローミング無料であれば良いですが、楽天モバイルの様に低料金でのサービスがない場合は、楽天モバイルが真価を発揮してくれるのです。
例えば、現地SIMだとEU圏内はローミング無料になり、ドイツ在中でフランスに旅行でも電話はいつも通り追加料金なしで使えます。しかし、(ドイツの)お隣のスイスは(EU圏外ですから)海外ローミングは有料です。
イギリスもEU圏外になりましたし・・・
しかし、楽天モバイルがあれば、ドイツもフランスもスイスも追加料金なしで利用可能です!!
あるいは、色々な国々でトランジットで乗り換えをする場合でも、楽天モバイルがあればデータ通信が可能になる可能性は大です(66か国限定ですが)。
韓国や香港経由の北米行き、南ルートの欧州行きで空港利用も可能ですよね(中東では使えません)。
電話・SMSが国内同様に使える
アンドロイドスマホの場合、海外でもRakuten Linkでの電話発信・着信が可能な為、日本国内同様にかけ放題無料で利用が可能です。※ただしiPhoneは除く
他社で高額の海外での着信が無料(Androidのみ)
国内同様に使えるを言い換えれば、(国内で)着信でお金がかかることは無いから、海外に居ても無料です。
そして、iPhoneで利用時や他社で利用時の着信料金の一部を紹介です。電話を受けて話すだけで1分175円(例えばハワイで)となります。
地域・国名 | 料金(円/分) |
---|---|
アメリカ(本土) | 175円 |
ハワイ | 175円 |
韓国 | 95円 |
シンガポール | 180円 |
タイ | 195円 |
中国 | 165円 |
イギリス | 155円 |
ドイツ | 160円 |
フランス | 155円 |
オーストラリア | 120円 |
かなり高額なのがお分かりでしょうか、1分話すだけでこの金額です。これが楽天モバイルでAndroidスマホを利用すれば無料です!!
日本への発信がかけ放題
着信に関してはAndroidで無いと無料になりませんが、Rakuten Linkを利用した発信は、AndroidスマホでもiPhoneでも両方ともに、日本の電話番号へ無料でかけ放題です。
注意するのは日本の電話番号だけである点です。海外の電話番号は有料になります、隣にいる知人でも現地の番号なら有料です。高額請求されないためにしっかりと海外での料金も理解しておきましょう。
66カ国でSMS使い放題(Androidのみ)
SMSについても、Android版Rakuten LinkはSMS対応ですので、66カ国へのSMSへの送信・受信ともに無料で利用が可能です。
海外では、日本のメールの様に、SMSでメッセージをやり取りが多いので、あると便利な機能です。ただし、最近は、(国によって異なるが)欧米ならWhatsApp等が主流です。
iPhoneについては、iOS版Rakuten LinkがSMS未対応のため、OS標準のメッセージアプリを使う為、有料になります。
eSIM再発行含め手続きは全てオンラインで可能
楽天モバイルは、製品購入等を除くと、全ての手続きをオンラインで行うことが可能です。海外でスマートフォンを紛失・盗難した際にもeSIMを利用していればオンラインで再発行も可能です。
また、SIMフリーの製品もウェルカムなので、現地で購入したスマートフォンを利用することも可能です。
スマートフォンは、世界共通で販売している製品をおすすめします。新しいApple iPhone・Google Pixel・ASUS Zenfoneなら、心配なく利用が可能ですね。
現地SIMを主回線・楽天モバイルを副回線
海外で利用する際に、1番の理想は、現地SIMを主回線(メイン)にし、楽天モバイルを副回線(サブ)として利用するのが一番良いです。理由としては3点:
- 現地の電話番号があると便利
- 現地SIMの方がデータ通信料が安い可能性大
- 海外に滞在している感がある
海外に滞在する以上は、現地の電話番号があったほうが良いですし、電話をかけることも必ず起こると思います。誰かに教える場合も、やはり現地番号が良いですよね。
現地SIMのデータ通信量は、楽天モバイルより安い可能性が高いです。楽天モバイルは日本国内ではキャリアで一番安いと言えますが、海外の多くの地域では日本より相対的に通信料は安いです。
また、EU圏内の現地SIMならEU圏全域でローミング費用無料で使えたりと、現地SIMが有利な事もあります。
最後の理由は個人的な思いですが、楽天モバイルを使っているとツーリスト(旅行者)のままの感じですよね。プリペイドSIMでも現地SIMを持つことで、海外”在住”と感じますよね。
楽天モバイル以外の方法で海外長期滞在対策
次に、格安SIMを契約とキャリアの休止についても紹介します。楽天モバイルがリリースされる前までは、日本を長期で離れる際に無駄な出費を抑えるなら、これらを選ぶか解約だけでした。
現在は、楽天モバイル一押しで、あとはあまり・・・
日本に居る家族と一緒に格安SIM
以前は、格安SIMで最安のプランを探し、(海外に居るので)データも電話も使わないけど、電話番号をキープするためだけに契約していた人もいました(私ですが・・)。
今となっては楽天モバイルがあるので、このやり方はもったいないのでオススメしません。
しかし、多くの格安SIMではデータ量をシェアする仕組みがあります。その為、自分自身がデータ量を使わなくても、誰かが代わりに使ってくれることも可能です。

例えば、4人家族でそれぞれが3GBのプランに入って(計12GB)を融通し合う、あるいは12GBのプランでSIMを4枚発行し使うなどです。*手法は各格安SIMの提供プラン次第です。
そして、日本に残っている家族が普段はデータを余す所なく使うようにしておけば、電話番号をキープする目的として無駄な支払いがありませんし、日本に一時帰国した際には、自分自身でデータも使えますよね。
休止措置でメアド含めてキャリアで保管
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)は、休止措置を導入しています。格安SIMなどでもありますが、そちらは緊急用の停止です。
大手キャリアの場合は、海外赴任や海外留学などの、長期で日本を離れる人向けになっているのが特徴です。
リンク | 保管期間 | 初期費用 | 月額費用 | 受付 |
---|---|---|---|---|
NTTドコモ | 最長3年 | 1,100円 | 電話番号:440円 メール:110円 | ネット(開始のみ) 電話 ショップ |
au | 最長5年 | 2,200円 | 409円 | ショップ |
ソフトバンク | 最長5年 | ー | 429円 | ショップ |
auとソフトバンクは、電話とメールアドレスがセットの費用です。キャリアメールを残したいと思うなら休止措置も良いですかね。
povo2.0で低額運用??
auがリリースした最新のプランpovo2.0も基本料金が無料で利用が可能です。その為、海外で使わない場合は0円運用も可能です。
ただし、povoは、有料のトッピングの期限切れ翌日より180日が利用期限で、その後は停止や解約措置が取られるので、電話番号維持には定期的に(使わなくても)有料トッピング購入が必要です。
半年程度なら、特に何もしないで良いので、短期出張・旅行に良いかもですが、楽天モバイルなら海外利用も安く(無料でも)使えるのでやっぱり楽天モバイルですかね。
まとめ
キャリアで休止措置や格安SIMを契約は、正直2021年3月末までの手段です。これからは楽天モバイルへ乗り換えて、海外へ長期に出るのが最も良いやり方ですね。
楽天モバイルの詳細・申込には公式サイトへ
♪楽天モバイルなら、月々0円運用もできる♪
人気記事