楽天モバイルは段階制のプランUN-LIMIT VI(アンリミット6)だと非常に安く利用が可能です。では、家族全員で乗り換えや利用をした場合にどうなるでしょうか。
全員タダでの利用は・・・??
楽天モバイルは1回線目が無料ですが、家族全員をタダにできるか確認しましょう。また複数回線時の注意点も合わせて確認していきます。
結論は、家族全員タダは可能です。
楽天モバイルに家族割は無いが、別々で良い

楽天モバイルでは、同一の楽天IDで最大5回線まで契約が可能となっています。そのため一人が代表して楽天IDを作り、同一IDで家族全員を楽天モバイルに加入することも可能です。
しかし、残念ながら結論を言うと、この場合家族割引などは一切ありません。さらに、同一IDで複数契約は、あまり賢くありません。
次の事柄が理由ですが、要は同一IDで2〜5契約をするより、1IDで1契約の方がお得であると言うことです。
- キャンペーンは1人1回だから!
- 2回線目高いよ(タダが無い)
- 家族で1つのIDにする利便性がない
- 誰でも申込可能なので
楽天モバイルのキャンペーンは1人1回!
同一IDで複数回線が無駄な最大の理由の1つ目がキャンペーンが1人1回だからです。同じ名義で入ればキャンペーンは2回線目以降は対象外です!!
例えば、最大25,000ポイント還元キャンペーンでの注意事項に次の事が記載があります。
以下の条件に当てはまる場合は、特典適用対象外となります
Rakuten Mobile
※ すでに同一名義で「Rakuten UN-LIMIT」を1回線以上ご契約いただいたことがある場合
1回線目・1度目となっています。ポイント還元はかなり大きいです。
誰でも初めてなら5,000ポイント貰え、さらに新規でスマホ購入で最大20,000ポイント・またはMNP転入は15,000ポイントが追加で貰えるのですが、全て1人1回までです。
もし、(同一IDで)5回線契約した場合と5個個別IDで契約とでは、100,000円(25,000円×4人分)の差があります!!
これは大きい!!かならず別契約ですね!!
楽天モバイルは、2回線目が高い!?
データ利用量※ | 1回線目 | 2~5回線目 |
---|---|---|
0GB~1GBまで | 無料(0円) | 1,078円 |
1GB~3GBまで | 1,078円 | 1,078円 |
3GB~20GBまで | 2,178円 | 2,178円 |
20GB~ (無制限) | 3,278円 | 3,278円 |
次に、楽天モバイルでは、”むしろ”2回線目が高くなりますよね。
料金テーブルの通り、1GBまでの利用で1回線目なら月々の支払いは無料です。しかし、2回線目以降だと、一切使わなくとも1,078円/月(0〜3GB)からとなります。
複数回線で2回線目以降を1GB以上使う場合は、全く違いがありませんが、データを使わない人が2回線目になっている場合は、高くなったと言えます・・・
家族で1つのIDにしても利便性がない
楽天モバイルのデメリットの1つですが、楽天モバイルは家族間や同一ID間の通話が安くなることもありませんし、データ量をシェアする機能もありません。
通話に関しては、誰にかけても楽天モバイルRakuten Linkであれば、かけ放題無料です。そのため特段家族だからと割引は無くて当然です。
余ったデータをシェアしたり分ける事ができる格安SIMのサービスがありますが、こちらについても、段階制プラン(使った分を支払う)を採用する楽天モバイルには存在しません。
他社でも同じですが、段階制や従量制プランにデータが”余る”と言うことはありません。使った分だけ支払うのです。
要は、ID1つで複数回線持っていても、何か特典がある訳でもないのです。
誰でも申込可能なので
楽天モバイルへ申込に必要なのは、ざっくり言えば楽天ID・身分証・クレジットカード(または銀行口座等)の3つが必須ですが、銀行口座やクレジットカードは自分の名義で無くて良いです。
つまり、楽天IDが作れるなら楽天モバイルへの回線申込は、だいたい誰でも問題ありません。それが未成年であっても同様です。
後ほど詳しく紹介しますが、楽天モバイルは未成年(18歳未満)の名義でも申込が可能であり、さらにオンラインで手続きを完結も可能です。
そして、別IDでも1つのクレジットカードに支払いをまとめる事ができるので、保護者・配偶者等の他人名義の銀行口座やクレジットカードも使え、(IDが異なっても)代表者一人がまとめて支払う事も可能です。
楽天モバイルへ、家族で複数契約するときの注意点
楽天モバイルの契約自体は、それぞれが楽天IDを作り、MNP転入を行えば可能です。楽天モバイルへの無料でMNP転入で詳しく書いていますが1人目も複数でも同じですので、まず一人申し込みましょう。
それでは注意点をみていきます。なお、家族で入る場合は未成年が含まれる事もあり、一部追加の注意点もあります。
- MNP転入時は同じ名義が必要
- 18歳未満も契約可能
だが店舗へ - 18歳未満は有料オプション必須
- 保護者など他人名義のクレカも大丈夫
- 家族でiPhoneアップグレードプログラム
MNP転入時は同じ名義が必要
現在契約中の名義と楽天モバイルでご契約いただく名義が同一である必要があります。名義が異なる場合は、現在の携帯電話会社で名義を変更した後に、MNP予約番号を取得してください。
Rakuten Mobile
上記の通り、今入っている通信会社で、家族割引のため代表者名義(1人)で複数契約しているなら、楽天モバイルへ転入する際に、代表者以外の人の分を事前に今の通信会社内で名義変更が必要です。
例えば、夫名義で家族全員が入っているなら、妻子はそれぞれの名義に直して、転出手続きをする必要があります。
18歳未満も契約可能(Webも可能に)

以前は、店舗で保護者同伴が必須ですしたが、18歳未満もウェブ申し込みも可能となりました。ただし、未成年の契約は、通常より必要書類は多くなります。
- 本人確認書類(子供)
- 楽天会員ログイン用のユーザID/パスワード(子供)
- クレジットカード/銀行口座(子供または保護者)
- 保護者の本人確認書類(保護者)
- 法定代理人同意書 兼 支払名義人同意書(保護者)
キャリアのオンライン専用プランahamo・povo・LINEMOと違い、楽天モバイルでは年齢制限はなく、未成年(18歳未満)でも、自身の名義で契約は可能ですので、子供でもキャンペーン対象です!
18歳未満は有料オプション必須
18歳未満の方に楽天モバイルをご利用いただく場合、「あんしんコントロール by i-フィルター」のご契約が必須となります(330円/月)。
Rakuten Mobile
ルールなので仕方ありません。有料オプションである、18歳未満は「あんしんコントロール by i-フィルター」へ加入が必要です。
この為、未成年の人たちは、タダでスマホが持つことはできません。少なくとも月額330円。
他人(保護者)名義のクレカも大丈夫
クレジットカードおよび銀行口座は、お子さま、または保護者、どちらの名義のものでもお申し込みいただけます。
Rakuten Mobile
楽天モバイルの場合、自分のクレジットカードがない場合でも、別の名義(法人含む)にて契約は可能です。
子供の場合でも保護者名義が可能ですので、家族で支払いを纏めたい場合に、別々IDで契約し、同一の銀行口座やクレジットカードを利用すると良いですね。
この1つのクレカで支払いが可能があるので、楽天モバイルを1つのIDで入る必要性がないのですよね。。
参照:楽天モバイル:契約者名義とクレジットカード名義が異なる場合に、申し込みできるか知りたい
家族でiPhoneアップグレードプログラム!?
iPhoneアップグレードプログラムとは、48回払いを選択し、25回払い以降返却が可能で、最大本体代半額分の支払いが不要になるプログラムです。
しかし、このプログラムに加入には楽天モバイル回線契約とは異なる条件があります。
- 18歳以上
- 自分名義の楽天カード
- 1人2台まで
本人が、楽天カードを作り申し込みを行う限りでは特に問題ありませんが、例えば子供へiPhoneを購入と考えた場合、両親の名義の申し込みが必要です。
iPhoneアップグレードプログラムは、回線契約が不要ですし、このプログラムを利用し2台目を申し込むことも可能です。
例えば、4人家族なら、それぞれがキャンペーン利用できる様に楽天モバイル回線契約を行い、両親2名がそれぞれ2台iPhoneを購入すれば、4人全員がiPhoneも可能です。
そして、iPhoneアップグレードプログラムでiPhone購入も、回線契約を同時にするとキャンペーン対象で両親はこれで、子供たちの分はMNP転入SIMだけ契約でのキャンペーンを狙います。
この様に4人家族ならキャンペーンとアップグレードプログラムの同時利用も出来ない事はありませんが、キャンペーンを逃さない様に上手く使うのが大前提です。
家族で楽天モバイルへ乗り換え、おすすめ手順!
楽天モバイルはお世辞にも、大手キャリアと全く・ほぼ同じサービスではありません。楽天モバイルのデメリットや楽天モバイルのパートナー回線についてよく知ると、違いが分かります。
そこで、家族で一気にみんなで乗り換えは、正直リスクが大きすぎて、お勧めしません。
ざっくりですが、次の手順がリスクを減らして乗り換えが可能でおすすめです
- まず1名のみ申し込み、電波や使い勝手を確認
- 副/子回線分から順次乗り換え
- 最後に主回線を乗り換え
まず新規で1名のみ申し込む(本体購入予定があり)
まず始めに、楽天モバイルはエリアの問題もあるので、1名分だけ新規契約で申しこみ使い勝手を確認することをおすすめします。
MNP転入でも問題ありませんが、納得できなかった場合に、再度MNP手続きが必要なので、まずは手っ取り早く純粋な新規契約(電話番号を新しく発行)です。
新規で契約をし、必要ならその際にスマホも購入しましょう。楽天モバイルのスマホはSIMフリー機になるので、後々楽天モバイル以外でも使う事が可能です。
もし、納得できないならスマホは返品できませんが、楽天モバイル販売品はSIMフリー機なので、今の通信会社で使えばいいですよね。
※もしスマホを購入予定がない場合、一人目から、MNP転入でSIM契約だけで最大20,000ポイントキャンペーンを申し込みましょう。納得できなくとも、楽天モバイルは解約等の縛り無しで手数料も無料です。
副/子回線分から順次乗り換え
納得し乗り換えを決意したら、まずは名義の確認です。
上記の通り、MNP転入をするには、全員がそれぞれの名義にしておく必要があります。まず、今いる会社で名義変更手続きをした後、MNP転出依頼です!
更に、もし今現在使っているスマホを持ち込む場合は、SIMロック解除を忘れずに行いましょう。
最後に主回線を乗り換え
全員の名義を別々にした場合、主回線というのは無くなるのですが、一応のことを考え主回線分は最後が良いです。
最後の回線が楽天モバイルへ移ったら、すべて完了です。
楽天モバイル楽しんでください!
まとめ:楽天モバイルで複数回線・家族で引っ越し
長くなりましたが、家族で楽天モバイルへの引っ越し理解できましたか?
通信会社の乗り換えは、ほぼ全社がキャンペーンをしており、楽天モバイルも同様です、見逃すのは勿体無いですよね。
楽天IDを複数回作るのは少し面倒ですが、支払いは同じカードや口座も使えるので、実質的に纏めて契約と余り変わりません。上手に加入しお得に!
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