NTTドコモを利用しているけど他の通信キャリアにも興味がある、もっと通信費を節約したいなら、楽天モバイル併用のデュアルSIM組み合わせが最強にお手軽でおすすめです。
デュアルSIMは、2回線を1台のスマホで利用する方法で、今使っている通信会社であるドコモとの契約をそのままに、ドコモでのデータ通信利用量を減らし、安い楽天モバイルにてデータ通信利用で、総額でお安くする方法です。
あるいは、純粋に2回線利用をしたいと思う場合でも大丈夫です。今回は、そんなドコモユーザー向けに、楽天モバイルとのデュアルSIM(2回線)運用いついて解説です。
楽天モバイルとドコモ併用で月額料金が圧倒的に安くなる?!
ドコモ単独での利用から、楽天モバイル併用にすると、トータルで安くなる可能性があります。実は、人によってはドコモ単独利用の方が安いこともあります。
そこで、まず料金について特に詳しくみていきましょう。最初にそれぞれのプラン料金を表にしました。ドコモ高いですね・・・。(ドコモの料金は最大割引時と割引なしの料金です)
データ利用量 | 楽天モバイル アンリミット6 | NTTドコモ 5Gギガホ プレミア | NTTドコモ 5Gギガライト |
---|---|---|---|
1GB | 0円 | ー | 2,178円〜3,465円 |
3GB | 1,078円 | 3,278円〜5,665円 | 2,728円〜4,565円 |
5GB | ー | ー | 3,278円〜5,665円 |
7GB | ー | ー | 4,378円〜6,765円 |
20GB | 2,178円 | ー | ー |
無制限 | 3,278円 | 4,928円〜7,315円 | ー |
ドコモで割引ありとなしとでは、大きく違うので別々に料金シミレーションと比較です。
ドコモで最大割引がある場合の比較・料金シミレーション
まずは、ドコモで最大割引を受けている場合の料金シミレーションと比較です。ドコモで最大の割引を受けるには、みんなドコモ割(3回線以上)・ドコモ光セット割・dカードお支払割の3つに該当する必要があります。
ドコモと楽天モバイルの併用をする場合は、ドコモは5Gギガライトに入り1GBまでの利用と、楽天モバイルでデータ通信メインに利用をし、利用量に合わせて支払った場合を考えます。
なお、今回はどちらか一方で通信を行う条件にするので、ドコモ・楽天モバイル併用においても、楽天モバイルだけのデータ通信で利用量と金額を計算しています。要は、ドコモの1GBを加味していません。
表内の、()内は楽天+ドコモ料金内訳です。2,178円はドコモの最大割引時月額料金です。
赤字は、安い方の料金です。
データ利用量 | 楽天モバイルと ドコモを併用 | ドコモだけ (割引き最大) |
---|---|---|
1GBまで | 2,178円 (0+2,178円) | 2,178円 |
3GBまで | 3,256円 (1,078+2,178円) | 2,728円 |
5GBまで | 4,356円 (2,178+2,178円) | 3,278円 |
7GBまで | 4,356円 (2,178+2,178円) | 4,378円 |
20GBまで | 4,356円 (2,178+2,178円) | 4,928円 |
無制限 | 5,456円 (3,278+2,178円) | 4,928円 |
楽天モバイルは20GBまで2,178円で利用が可能で、例えばドコモと楽天モバイル併用すると、ドコモ2,178円+楽天2,178円で計4,356円となります。比較するとドコモ単独だと5Gギガホ利用で4,928円となり、デュアルSIMが安いのが分かります。
しかし、割引がしっかりあると、月々5GB未満の利用時や無制限利用ならドコモだけ利用が安くなります。節約を考えると、デュアルSIMは不向きが分かります。
当然ながら、楽天モバイルの単独利用が一番安いですよ。お忘れなく!!
ドコモで割引がない場合の比較・料金シミレーション
次に、ドコモで割引がない場合です。ドコモだけと、楽天モバイル併用を比較となり、全てのデータ利用量において、ドコモだけより楽天モバイルとドコモ併用が安くなるのが分かりました。
データ利用量 | 楽天モバイルと ドコモを併用 | ドコモだけ (割引なし) |
---|---|---|
1GBまで | 2,178円 (0+3,465円) | 3,465円 |
3GBまで | 4,543円 (1,078+3,465円) | 4,565円 |
5GBまで | 5,643円 (2,178+3,465円) | 5,665円 |
7GBまで | 5,643円 (2,178+3,465円) | 6,765円 |
20GBまで | 5,643円 (2,178+3,465円) | 7,315円 |
無制限 | 6,743円 (3,278+3,465円) | 7,315円 |
割引を受けていない人は、デュアルSIMにした方が圧倒的に安くなる事が分かりました。
なお、ドコモの割引は、データ利用量で変わったり家族割の人数でも変わります。そのため割引が一部適応の人も多いと思いますが、上記の計算は次の通りです。
比較計算式
- ドコモ単独利用時の料金=
現在の利用料金、または(想定のギガ数での)ドコモ割引後料金 - 楽天モバイル・ドコモ併用の金額算出=
(想定のギガ数での)楽天モバイルでの料金 +ドコモ加入可能な最安プランの割引後料金 - 楽天モバイル・ドコモ併用の金額算出 – ドコモ単独利用時の料金(上記の1番から2番を引く)
- プラス:結果分が楽天モバイル・ドコモ併用で安い。デュアルSIM検討を!
- マイナス:ドコモ単独が安い意味。デュアルSIMに向かない
計算例:
- ドコモ単独料金(現在):
ドコモで3GB利用で3,278円支払い(dカードお支払割・みんなドコモ割(3回線適応)) - 楽天モバイル・ドコモ併用の金額算出:
楽天モバイルでの3GB料金:1,078円
ドコモ5Gギガホライト1GB:2,178円(割引は現在の条件と同じ)
計:3,256円 - 3,278円 – 3,256円 = 22円(プラス)
結果:併用の方が22円安くなるのでお得。
上記例えの様に微々たる差の場合もありますが、回線が増えても安くなると考えることもできますよね。試しに使うには最適です!
※楽天モバイルとの併用中もNTTドコモで1GBも使えます。NTTドコモはデータ上限設定可能ですので1GBを最大限利用可能です。ついて、上記の表を厳密に考えた場合、楽天モバイル+ドコモ併用のデュアルSIMは、表記載の数値+1GBが利用可能になります。
楽天モバイルとドコモとのデュアルSIMのメリット・デメリット
NTTドコモだけを使う場合と、ドコモと楽天モバイルを併用してデュアルSIMで利用する場合とでは料金的に劇的には変わらない事が分かりましたが、実際は料金だけではなく様々なメリット・デメリットがあります。
楽天モバイルとドコモ併用のメリット
- 楽天モバイルの使い勝手がリスクなしで知れる
- 複数端末への移行も簡単になる
- 海外旅行時に安く使える
- 電話番号を使い分けも可能
- SPUが上がり貯めやすい
代表的な事柄を5つあげました、実際には楽天モバイルを使うことでのメリットもあります。
例えば、海外旅行時に楽天モバイルなら申し込み不要・基本料金内で2GB/月利用ができますし、海外から日本への電話も無料です。さらにSPU(楽天市場でのポイント還元アップ)もあるので、買い物にも便利です。
私自身もそうですが、最近はAmazonより楽天市場で日用雑貨などを購入をする人も増えている様です。楽天市場はSPUもそうですが、ポイントアップが定期的(0と5など決まった日付)にあるので、購入しやすいので便利です。
またSIMカードを2枚持っていると、電話の使い分けやタブレットなどを購入したりスマホを2台持ち時に、色々と使い方が増やせます。1台を携帯し、もう1台は固定回線の様に自動車用や自宅用にと、2台目を使う人も増えています。
楽天モバイルとドコモ併用のデメリット
- 手間が増える可能性がある
- 繋がりやすさは変わらない
- 通信が遅くなる・不安定になる可能性がある
単純に2回線あると、1回線よりは手間が増えます。2台持ちなら設定・充電等の手間もあります。デュアルSIMでも、事務的な部分や楽天経済圏とdカード経済圏を両方を使うと色々雑多にもなります。
次に、通信に関しては、やはりドコモが上です。繋がりやすさももちろんの事、通信スピードの速さ安定性、あるいは5G通信の普及と言った点で、ドコモが強いこともあり、楽天モバイルを追加したら劇的に良くなったと感じるのは難しいかもしれませんね。
楽天モバイルは、まだまだエリアの狭さを解消できていませんし、その分安いとも言えます。ドコモをメインにするなら、(通信障害対策や旅行時用と)補助回線・サブとして考えた方が良いですかね。
ドコモユーザー、楽天モバイルで2回線目の始め方
これから、ドコモユーザーが楽天モバイルで2回線目デビューをする手順と重要な点を説明します。デュアルSIMか2台持ちかは自分の利用の仕方等で異なりますが手順は概ね同じです。
- 端末を用意・確認する
スマホのSIMロック解除 - 楽天モバイルへ申し込み
スマホの購入 - ドコモのプランを見直す・上限設定を行う
- 利用開始!
一つづつ手順を詳しく見ていきましょう。
1. 端末を用意・確認する
- 楽天モバイルで使えるスマホがあるか?
- SIMロックは解除さているか?
- スマホはデュアルSIMか?
楽天モバイルで利用するには対応製品が必要です。またデュアルSIMも同様に対応スマホが必要です。
iPhoneは、楽天モバイルではiPhone 6S以降のモデルへ公式対応しています。また、iPhone XR/XS(2018)以降のモデルは、デュアルSIMへも対応のスマホです。
まずは自分のスマホが楽天モバイルで使えるかを、公式サイト内「ご利用製品の対応状況確認」にて確認をしましょう。デュアルSIM対応の確認はメーカーサイトの仕様を確認します。
もし、デュアルSIM対応のスマホがない場合や2台ない場合は、スマホを購入になりますが、楽天モバイルでキャンペーンを利用して新規購入がお勧めです。後ほど、おすすめスマホを紹介しているので参考にどうぞ
スマホのSIMロック解除

現在のスマホが楽天モバイルで使えるモデルであれば、SIMロック解除をされているか確認が必要です。ドコモで購入した製品にはSIMロックかかかっている可能性が高いです。
iPhoneであれば、上記のキャプチャーの様に「設定」→「一般」→「情報」にてSIMロックの有無を確認が可能です。
Androidスマホも一部でiPhone同様に確認できる物ありますが基本できません。他社のSIMを差して確認するか、ドコモに問い合わせましょう。
SIMロック解除にはドコモへ問い合わせを行います。
2. 楽天モバイルへ申し込み
楽天モバイルへ申し込む際には、一番注意したいのがキャンペーンです。複数のキャンペーンが実施されています。勿体無いのでしっかり利用しましょう!
初めての新規契約であれば、全ての人が「だれでも5,000ポイントキャンペーン」の対象です。
また、「だれでも5,000ポイントキャンペーン」ともう1つのキャンペーンのセットになることも多いです。MNP転入(乗り換え)なら、更に15,000ポイントで計20,000ポイントの還元があります。
(今回のデュアルSIMを始めるなど)MNP乗り換え以外でも、例えば、AndroidモデルのOPPO Reno5 A購入で、更に20,000ポイント還元で計25,000ポイントです。
3. ドコモのプランを見直す・上限設定を行う
ドコモでの加入プランを見直します。ギガホからギガライトへ変更など最安の加入可能なプランへ入る様にします。「はじめてのスマホプラン」の場合は、そのままです。

ギガライトに加入したら、このプランは段階制をとっているので、上限設定オプションに加入し最小で設定をしましょう。1GBで設定すると、それ以上は低速通信になるので、余分な料金が発生しません。
これが出来るのはドコモだけです。言い換えればドコモのギガライトは、無駄なく使えて一番デュアルSIMに向いてます!!
1GB以上のデータを使う場合は、全て楽天モバイルでの通信にしましょう。
4. デュアルSIM運用スタート!
上記の3ステップで基本的に完了です。
楽天モバイル新規加入の場合は、キャンペーンの対象のはずです。全てのキャンペーンに、「Rakuten Linkで10秒間の通話」が条件になるので、テストがてら電話をしてみましょう。

なお、楽天モバイルはデータ通信の利用なければ月額0円ですので、必要な時だけ使う様に出来ます。なお、180日使わないと停止・解約がありますから、時々はデータ通信や通話をしましょう。
これで、SPUは+1倍です!
ドコモとのデュアルSIMおすすめな楽天モバイルの端末
楽天モバイルとドコモを同時に併用するデュアルSIMを利用するには、デュアルSIM対応している(SIMが2つ以上使える)スマートフォンが必要になります。
選ぶ場合ですが、注意したいのが楽天モバイルへ対応しているスマホが、ドコモ対応に比べて少ない事です。そのため、ドコモ対応で選ぶよりは、楽天モバイルで使えるかを確認しつつ購入がおすすめです。
そこで、今回は楽天モバイルで販売しているデュアルSIMスマホを紹介です。
スマホならデュアル回線対応端末を選ぶ
現在楽天モバイルで、販売されているデュアルSIM対応スマホ一覧です。「新規購入ポイント還元」とは、MNP転入を条件にしないキャンペーンで、製品購入と契約でもらえるポイントです。
端末名 | 一括価格 | 最大ポイント 還元額 | SIM | 4G/5G |
---|---|---|---|---|
iPhone 13 Pro Max | 134,800円〜 | 35,000P | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 13 Pro | 122,800円〜 | 35,000P | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 13 | 96,470円〜 | 35,000P | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 13 mini | 78,400円〜 | 35,000P | eSIM x 2/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 Pro Max | 122,800円〜 | 34,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 Pro | 112,800円〜 | 34,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 | 77,440円〜 | 34,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone 12 mini | 69,800円〜 | 34,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
iPhone SE | 22,001円〜 | 25,000P | eSIM/nanoSIM | 4G |
Rakuten Hand 5G | 39,800円 | 20,000P | eSIM x 2 | 5G |
Xperia 10 III Lite | 46,800円 | 25,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
OPPO Reno5 A | 39,980円 | 25,000P | eSIM/nanoSIM x 2 | 5G |
OPPO A55s 5G | 32,800円 | 20,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
OPPO A73 | 15,001円 | 15,000P | eSIM/nanoSIM | 4G |
OPPO Reno3 A | 26,980円 | 25,000P | nanoSIM x 2 | 4G |
AQUOS zero6 | 69,800円 | 20,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
AQUOS sense6 | 39,800円 | 20,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
AQUOS wish | 29,800円 | 20,000P | eSIM/nanoSIM | 5G |
AQUOS sense4 lite | 25,001円 | 25,000P | eSIM/nanoSIM | 4G |
AQUOS sense4 plus | 43,800円 | 20,000P | nanoSIM x 2 | 4G |
上記の通り、 OPPO A73とAQUOS sense4 liteは、実質1円(支払い金額 – ポイント還元)となっているので、かなりお得なモデルと言えますね。
5GモデルならiPhone 12がお安くおすすめですね。
2台持ちならWiFiルーター・タブレットなども
デュアルSIMでお得にと書いてきましたが、デュアルSIMにこだわる必要はありません。2台持ちでスマホにする必要もありません。選択肢は様々です。
楽天モバイルはスマホ以外の端末は現在のところWiFiモバイルルーターになります。
Rakuten Pocket WiFi 2B
楽天モバイルでは3モデルのWiFiルーターを取り扱っています。1つは楽天モバイルのオリジナルモデルで、2モデルはNEC製となります。
NEC製も性能的にも良いですが、Rakuten Pocket WiFi 2Bは現在キャンペーンで製品価格が1円になっています。
要は、所謂”実質価格”ではなく、実際に1円だけ支払えば購入可能ですので、お試しとして楽天モバイルを使ってみたいと思っているなら最適です。初めての新規加入なら5,000ポイントももらえます。
詳細:Rakuten WiFi Pocket 2 本体価格1円キャンペーン
iPad(タブレット)を使う

SIMフリーも視野に入れるなら、iPadなども選択可能です。APNを手動で設定する必要はありますが、楽天モバイルに対応しているので、メインのスマホはドコモで、サブ機のiPadは楽天モバイルも可能です。
iPad向けAPN手動設定手順
- 「設定」→「モバイル通信」→「APN設定」へ移動
- 「モバイルデータ通信」と「インターネット共有」の「APN」入力エリアに「rakuten.jp」と入力
以上で完了です。難しくありませんね。
引用元:楽天モバイル お手持ちのiPhone・iPadで楽天回線を使用するための初期設定方法
まとめ:ドコモと楽天モバイル
ドコモユーザーが楽天モバイルを始めるメリット・デメリットおよび始め方を解説しました。
MNPでドコモから楽天モバイルへ乗り換えをする方法もありますが、手続きの雑多さや不安があるなら、まずはデュアルSIMを利用すれば、乗り換え時のリスクはありませんよね。
手軽に節約しつつ楽天モバイルを知るには、デュアルSIM・2台持ちに挑戦してもいいですよね。
申し込み・詳しくは公式サイトへ
♪楽天モバイルなら、月々0円運用もできる♪
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