楽天モバイル UN-LIMIT VIと、UQモバイル・ワイモバイル・LINEMOを徹底比較

楽天vsサブブランドLINEMO

データ通信量が月々3ギガ程度と使う量が少ない人向けの格安SIM徹底比較です。

今回選んだ4社は、以前からよく比較される3社楽天モバイルと・UQモバイル・ワイモバイルと、更に3GBプランをリリースしたLINEMOを追加しています。

UQモバイルやワイモバイルは以前からありますが、LINEMO(ラインモ)もデータ量の違いがある2プランをリリースしています。

今回は、段階制プランを採用する楽天モバイルと、この3社を徹底比較したいと思います。


楽天モバイル vs UQモバイル・ワイモバイル・LINEMOを9項目から徹底比較

今回比較するのは次の9項目、もちろんすべて楽天モバイルが優れている訳ではありませんが、なかなか興味深い結果になっています!

  1. 基本料金から比較
  2. データ通信(追加・繰り越しなど)から比較
  3. 通話(オプション含む)から比較
  4. 複数回線の場合(家族割引含む)で比較
  5. ひかり通信・電気とのセット契約で比較
  6. 国際サービス(ローミング・国際電話等)を比較
  7. iPhone利用について比較
  8. スマートフォンの販売と対応・eSIMを比較
  9. 通信エリアと5G対応から比較

それぞれ3社が特徴を出していてターゲット顧客が違うところも正直あるのですが、プランで提供されるデータサイズや、品質を考えると見比べておくのがおすすめです。

1. 基本料金から比較

データ利用量楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
〜1GB0円
3GB1,078円1,628円(S)2,178円(S)990円
15GB2,728円(M)3,278円(M)
20GB2,178円2,728円
25GB3,828円(L)4,158円(L)
無制限3,278円

楽天モバイルは、段階制プランですが、分かりやすくするために、料金の変わり目でのギガ数で金額を記載です。

UQモバイルとワイモバイルは、3GB/15GB/25GBの3種類の同じサイズのプランS・M・Lとして出しています。キャリアがよく行う定番の横一線がここでも見られます。

LINEMO(ラインモ)は、3GBで圧倒的な安さを出していますね、そのほかのサイズは、楽天モバイルが特に安いことが直ぐに分かります。ワイモバイルはかなり高額な基本料金の設定です。

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
基本料金

2. データ通信(追加・繰り越しなど)から比較

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
繰り越しなしありありなし
超過後1Mbps
(ただし料金にカウント)
S:300Kbps
M・L:1Mbps
S:300Kbps
M・L:1Mbps
ミニプラン:300Kbps
スマホプラン:1Mbps
低速モード
切り替え
あり
(料金へカウントあり)
あり
(料金へカウントなし)
なしなし
増量オプション550円/月:
S:+2GB、M+5GB、L+5GB
550円/月:
S:+2GB、M+5GB、L+5GB
追加データ1GB/550円100MB/220円
500MB/550円
0.5GB/550円1GB/550円

まず、UQモバイルとワイモバイルがデータを繰り越せる様になっています。楽天モバイルは段階制プランなので使った分だけ支払いです。しかし、繰越は経験則から言うと、翌月末で結局余るので意味がないです。

なお、ワイモバイル・UQモバイルでは、データ増量オプション(550円)がキャンペーンで1年間無料になっています。

UQモバイルは低速モードを上手く利用すると、かなり節約しつつ、たくさんの通信が可能なのがポイントですね。

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
データ通信

3. 通話(オプション含む)から比較

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
通話料金22円/30秒
(アプリ未使用時)
22円/30秒22円/30秒22円/30秒
月60分通話550円
5分かけ放題550円
*1年間無料
10分かけ放題1,100円
*SMSし放題含む
770円770円
定額完全かけ放題0円(アプリ利用)1,870円
*60歳以上770円
1,870円
*60歳以上1,100円割引
1,650円
*1年間1,100円/月

通話については、楽天モバイルが国内電話かけ放題(無料)をとっていることもあり一番お得ですね。ただし、専用アプリRakuten Link利用となります。

LINEMOは、キャンペーンとして契約後1年間無料にしているのが強いです。更にラインモはLINEがデータフリーですので、LINEで通話ならいつでも無料です。

UQモバイルは、60分分の料金が含むオプションがありますが、その他はワイモバイルと同じとなり、60歳以上向けの割引も同額で1,100円引きで770円/月でかけ放題オプション加入可能です。

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
通話

4. 複数回線の場合(家族割引含む)で比較

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
同一ID:〜1GB:1,078円に特になし
(家族割なし)
家族割
1,188円割引
特になし
(家族割なし)

それぞれが異なる考えかたで、料金を設定しています。楽天モバイルの場合は、同一IDでは2回線目以降は(1GBまで)無料の段階が無くなり、3GBまで同じ値段の1,078円となります。

楽天モバイルは家族割がないですが、別々にそれぞれが楽天IDを作成し契約すれば0円から利用と最安値ですし、クレカ・口座を同じにもできます。家族で楽天モバイルへで詳しく説明しています。

そして、ワイモバイルの最大の特徴であるのが、この家族割です。これを適応すると2回線目以降が3GBが990円まで下がることになります。ただ、同じ会社のLINEMOは割引なしで3GB990円ですけどね!!

下記の表は、各回線数での3GB利用時の料金シミレーションになります。楽天モバイルとLINEMOが圧倒ですが、ワイモバイルが回線が増えるとUQモバイルより安いのが分かります。

回線数楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
1回線1,078円1,628円2,178円990円
2回線2,156円
(1,078円x2)
3,256円
(1,628円×2)
3,168円
(2,178円+990円
1,980円
(990円x2)
3回線3,234円
(1,078円x3)
4,884円
(1,628円×3)
4,158円
(2,178円+990円×2)
2,970円
(990円x3)
4回線4,312円
(1,078円x4)
6,512円
(1,628円×4)
5,148円
(2,178円+990円×3 )
3,960円
(990円x4)
3GBで複数回線シミレーション

楽天モバイルについては、楽天モバイルを家族で乗り換えのために知っておく事で詳しく記載していますので参考にどうぞ。

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
複数回線

5. ひかり通信・電気とのセット契約での割引比較

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
ひかり通信ひかり1年無料S/M:-638円/月
L:-858円/月
Softbank Air/光
-1,188円/月
電気初回3,000
ポイント特典
S/M:-638円/月
L:-858円/月
初月電気無料&1%割引
-110円/月(2年間)

ひかり通信や電気とセットで入ることでセット割引を行なっています。ひかり通信は多くの会社が以前から行っており、NTT系の回線でプロバイダーだけを選び直せば良いので簡単です。

ただ、nuroひかりやeo光など独自回線からは工事が必要となり、乗り換えてセットにするのは非常に障壁の高い割引で難しいですよね。

電気については、(機器の変更なく)事務的に変更するだけで乗り換え可能なので、セット割が出来るところはお得です。特にUQモバイルの割引は中々大きくなっています。

LINEMOと楽天モバイルはシンプルさも売りの1つですから、セット割はスマホ側にないですが、元から安いです。

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
光・電気割引

※併用不可の割引があります、各社サイトで確認してください。

6. 国際サービス(ローミング・国際電話等)を比較

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
電話海外:従量制、
66か国かけ放題980円
日本へ発信と
海外での受話無料*
従量制従量制従量制
データ66か国:2GB含む
追加1GB500円
その他:なし
プランデータ消費+
490円/日〜980円/日
25MBまで:〜1,980円/日
25MB以上:2,980円/日
25MBまで:〜1,980円/日
25MB以上:2,980円/日

楽天モバイルは、もともと海外に強いキャリアです。データ通信2GB/月が追加契約なしで利用が可能で、電話も日本同様に利用が可能です。

一方、ワイモバイルとLINEMOはソフトバンク系の国際ローミングが可能です。これは世界ほぼ全ての国々と言っていいほどカバーしているので、メジャーな地域以外に行く人には利用価値があるのですが、高いです…。

また、キャリアの中では意外とローミングが安いauと同じ方式をUQモバイルでも利用可能です。基本プランのデータ量を消費し、手数料が日額480円〜で利用可能です。こちらも150カ国に対応

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
国際対応

7. iPhoneの販売と対応について比較

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
販売モデルiPhone 13 Pro Max,
iPhone 13 Pro
iPhone 13
iPhone 13 mini
iPhone 12シリーズ
iPhone SE
iPhone 12
iPhone 12 mini
iPhone 11
iPhone SE
iPhone 12
iPhone 12 mini
iPhone 11
iPhone SE
なし

楽天モバイルは最新iPhone 13・13 Pro そして12シリーズ・SEと、現行モデル全てを販売しています。他3ブランドはサブブランドですが、楽天モバイルはキャリアのメインブランドですから、販売開始日に差がある様です。

ただ、ワイモバイルやUQモバイルでは、安くなったiPhone 11を販売をしています。LINEMOは、スマホを販売していませんがiPhone 6S以降に対応はしています。

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
iPhone対応

8. スマートフォンの販売と対応・eSIMを比較

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
独自・独占
スマートフォン
自社モデルありAndroid One独占販売
eSIM発行可発行可発行可発行可

楽天モバイルは、自社ブランドのオリジナルスマホをリリースし、eSIM対応の専売モデルもあります。

ワイモバイルも国内唯一のAndroid one販売元となっていますし、様々なスマホを用意していて、最新のアンドロイドスマホを、他社より早くリリースすることもよくあります。

LINEMOは、スマホを販売していません。

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
スマホ対応

9. 通信エリアと5G対応から比較

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
回線自社
+au回線(4G)
au回線ソフトバンク回線ソフトバンク回線
5G対応無料無料無料無料

LINEMOはソフトバンクですし、UQモバイルとワイモバイルは、両社共にキャリアのサブブランドですので、エリア通信速度ともに定評があります。

楽天モバイルのパートナー回線の力も借り、またエリア拡大を加速させていることもあり、エリア的に困ることはあまりありません。ただ使えるデータ量やスピードで楽天モバイルエリアが更に広がる必要がありますね。

また、現在は4ブランド共に5Gに対応しており、(4Gと同じ)料金据え置きです。

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
通信エリア

まとめ:楽天モバイル vs UQモバイル・ワイモバイル・ラインモ

まとめ最初に注意点ですが、楽天モバイルとワイモバイル・UQモバイルを比較しましたが、けして楽天モバイルが格安SIMレベルだから比較した訳ではありません。

全く逆です。キャリアはサブブランドであるUQモバイル・ワイモバイルやLINEMOなどが無ければ、比較対象にもならないレベルでコスパが悪い(高額でありメリットが薄い)と言えるからです。

オススメ度ランキング発表。1位は楽天モバイル!

それでは、9項目でランキング発表です。

  1. 楽天モバイル
  2. LINEMO
  3. ワイモバイル
  4. UQモバイル

詳細は次の通りで、楽天モバイルが一番◎が多くなりました!!圧勝です。

楽天モバイルUQモバイルワイモバイルLINEMO
基本料金
データ通信
通話
複数回線
セット割
国際対応
iPhone 対応
スマホ端末
通信エリア・5G
◎の数6334

楽天モバイルの段階制プランの威力、多くの事務手数料の廃止などなど、革新的価格破壊は素晴らしいと言えます。

メインとしての楽天モバイルとしても十分だと分かったと思いますが、すぐに移れないならサブ(副回線)として考えて楽天モバイルはかなりおすすめです。

♪楽天モバイルなら、月々0円運用もできる♪

ahamo・povo・LINEMOと楽天モバイルも比較しています、参考に。

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